産業保健師:情報が出回らないそれっぽい理由とホントの理由

産業保健師歴20年以上のゆきのしんです。
最初、「産業保健師シリーズ」ってタイトルにしてたんですけど、自信無くなってシリーズ外しました。

ところで。

ちょっと頭が良くて、ちょっとオシャレで、ちょっと如才ない感じ…の大卒保健師は大抵、産業保健師目指しますよね(個人的見解です)

彼女たちが最初にぶち当たる壁は「情報が見当たらない…」です。
産業保健師が一体何をやっているのか、ネット上にはほとんど出てこないのです。

それにはホントの理由があります。

それっぽい理由1:企業イメージ

特に単一企業・健保組合所属の保健師の活動は表には出せません。
「メンタル対策に力入れてます!」は「メンタル多いです」につながり、
「メタボがんばってます!」は「うちの会社、メタボ多いです」宣言になります。

企業イメージってやつです。

ってなわけで
「予防活動してます!」
…で、何を?
みたいな表現になっちゃう。

で、結局、
「福利厚生:産業保健スタッフによる健康増進活動」という、
社員サービスに手厚いイメージ表現になるのです。

それっぽい理由2:求めている情報はサービスではなくケース対応だから

それでも、サービス・事業情報はメディアに割と出ています。

が、我ら看護職。
事業内容よりも「どんな人にどんな対応をしているのか」に関心が向いてしまう性分です。

だから、「情報がない」と感じてしまうのです。


それっぽい理由3:個人が特定されやすい

でもでも、そのケース対応の技術や事例情報は出せません。

比較的表現しやすい立場の私でも、ここは最も気を遣う部分です。

例えば、保健師1名当たりの社員数が2000名前後だとしましょう。
休復職関連のことを、匿名でなるべく抽象化して、どこかで語ったとしましょう。

その前後1年間に休復職で関わっている社員はほんの数名でしょう。
その数名の社員が「これって私のことかしら?」って思います。


どれだけ一般化して表現しても、不安や疑いを与える可能性があります。
それは絶対に避けたいのです。

以前、メディアで堂々と個別ケースについて語っている産業医をみました。
「この人、医師じゃないな。自分を売りたいんだな」って思いました。

情報が出回らないホントの理由

このブログでも、めぐり巡って社員やクライアントさんに不安を与えないように、傷つけないように、と配慮した結果、書いていないことが沢山あります。

ほんとうは、もっともっと感動的な体験がたくさんあるんですよ。

ひとは、すごく変化していくんですよ。

やな奴よりも、素敵な方のほうが圧倒的に多いんですよ。

企業も経営層も社員も、本当に様々なんですよ。

みんな結構我慢して、結構努力して、結構怠けて、結構悟って、結構カワイイんですよ。

情報が出回らないホントの理由。

それは、産業保健は、看護師の個性を伸ばせるフィールドだから
個性的に、個別性高く実践している部分は「相手のために出さない」のです。

本当に大切なものはメディアにはでない。
ふたりだけの秘密ってやつです。

すてきでしょ!?


シェアは正義だよ。

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看護系大学卒業後、看護師・保健師として従事し独立。現在はIT・アパレル系中小企業にてカウンセリングを中心に活動中。特技は心身の不具合を見つけること、趣味は女子トーク、チャームポイントは秘めた母性です!